閑話休題。
話は飛ぶが、故・中村紘子についてもなんとなく書いてみよう。弟子じゃないし特に利害関係もないので、賛否あったけど私には影響ないかと(笑)。本人にも見ていただいたし、普通にカレールーもよく使うよね。粉からとかいう本格的なのは時間かかるから、主婦目線もあったのかも?
さすがにカツラの真偽は私は聞いたことはなかったが、アカデミーのレッスンで弾くときも平気で大ぶりな指輪してたし、朝早いときにはカーディガンのボタンがちょっとズレていたりとか若干天然な雰囲気で、意外と気さくな方だったように思います。
嫌いな曲は見たくないから持ってくるなとかは、まあわかる気はしました(スケルツォは4番がお気に召さなかったらしい、いやな想い出があるとか、嫌いなというか苦手だったぽいなど諸説あり。知らずに持っていったらエライ目にあった)。
朝一番に学校で練習していたとかは意外だったなあ。それよりも、とにかくファッションや発言が相当個性的でしたな。
筆まめな印象もある。封のシールに犬猫のプリントとかオリジナルのとか貼ってた。晩年は、タブレットは使いこなしていたらしいです。
もう一人の故人のピアニスト先生は、、厳しい先生たちなのに試験ではよく褒めてくれた、ミステイクしないためのコツはわりと学校問わず、その年代の先生方は共通項あります。
生きてる先生から言われてたことは、あまりに昔すぎて忘れました。頭や身体に染み付いてるので、いま急に思い出せない。しいていえば、新しいのやる前には分析し構造を理解せよということくらい。
そんなこんなで、いろんな意味で再現するたびにいちいち納得して取り組んだ記憶がある曲。音源は、ユンディリの歌い方も画期的かなと当時思ったが、わたしは最初にきいたマルクラフォレのが好きです。カセットテープの時代だけど。
今回はツイメルマンも聴いてみました。ダンタイソンのショパンコンクールのときのオタクっぽい陶酔ぶりも、嫌いじゃないです(笑。しかしいざステージにあがっても自分が不健康やオタクではないので、どうしてもエネルギーがありあまって、大演説を繰り広げている偽でない牧師さんの話し方に寄せてみたり、いろいろ無駄な工夫をして楽しんでいます。
メトロノームも簡易録音もアプリ使ってますし、youtubeがあるので大変便利な時代となっております。
◇難易度について
http://www10.plala.or.jp/frederic3/work/scherzo.html
この方は4 1 3 2の順に難しいと書いていますが、個人的には1 3 4 2 でした(1番の中間部は眠い、再現部で自分がいちばんビックリする)
全曲さらうのであれば、苦手な音型を取り出してひたすらさらうです。構造は4つともさほど難しくないし、メリハリの柔軟性があれば聴いてるひとも、頑張ってる感が出るような難曲には感じないような気はする。課題曲から入ったのもあるけど、私はだいたい高校〜大学の間に全曲しました。
◇版について
エキエル版
"ショパン生誕150年記念国家事業として実施・出版され、これが、最近「ナショナル・エディション」と呼ばれ注目を集めている楽譜で、編集責任者は、ヤン・エキエルJan Ekier、全37巻で構成され、現在も刊行中。"
ショパンコンクールの公式推奨はエキエル版指定。
パデレフスキ版
"「ショパン自身の意図に最も近い楽譜をつくる」という編集方針のもとに、20世紀前半のポーランドの名ピアニスト、そして、ポーランドの初代首相兼外相を務めたパデレフスキとショパン研究所の研究者が力を合わせて編集したこの全集は、当時としては最も信頼の置ける、また広く知られた楽譜であった。"
いずれも国家事業でございました。
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◇演奏の再開について
根掘り葉掘り聞かれてイチから説明するのやなので、ここに書きますがね。
~優れた芸術家ではあるけれども社会性に乏しい先生方~の子供じみた喧嘩に関わりたくないのと、寺の跡継ぎみたいなのも期待されたため、譜面からドレスから売っぱらって辞めたのです。一時はバイトや某財団法人に嘱託で入ったこともあり、先生や学校の方針に沿うべくキャリア構築したかったので、ほぼほぼ15年以上、部屋に楽器ない生活。
その途中に片方の先生が亡くなったから、いわゆるしがらみもなくなって自由奔放、いろいろプライベートではどちらかというとよくないこともあったが、それが演奏再開のトリガーではないです。学生時代に一時的に組んでいたQuintetのメンバーや同期から頼まれモノ以外は無し。
それで、世間知らずのアホやと思われるのもしゃくで学費が年間10万しない慶大の通信課程に在籍していたり(文字や書くことに慣れていない人なので4年かかって卒業)、SOTO禅インターナショナルとか、日本脱カルト協会に所属してしばらく経ったころに、とある似非のクリスチャン教団から脱会した方が、入信してたときの教団のテープや賛美歌集などを送ってくれました。一式。
中身見てびっくり、もちろん正規の日本キリスト教団のじゃないし、教祖のゴーストや自称作曲家が書いたしょうもない軍歌調とか、とにかく賛美歌とは言えないような変な曲のオンパレードだよ。
一方、本物のほうは、ウェーバーやシベリウス、ハイドン等々バッハ以外にも名曲がたくさん収録されております。
ヤマハっ子だったから他の愛好家レベルな人よりは、どれだけ理論上も異常か説明できただけなんだが、じゃあ、そしたら私が正規の賛美歌に出てくる作曲家らの演奏を仏教徒だから仏教を布教してるように思われるだろうと活動を遠慮していた時間は、何だったのかと。
音楽家として?遠慮してる場合じゃないです。オウム真理教もそうだが、マインドコントロールや洗脳に音楽や美術が悪用されてるとは何事かというのがきっかけ。まわりの、カルト問題に理解ある音楽家には、なので今でも助けてもらってます。
引き続き、どうかご協力をお願いします。2018.3.11
2018年3月11日日曜日
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最近時々聞かれるので準備の方法について、予告編と宣伝をかねて実験的に公開。(日程が決まっていないとか趣味でされてる方は、よりいっそう気の赴くままにお願いしますが)私の場合は、3ヶ月ごとに準備が一番飽きないです。 どの順番かは主催者の指定のこともあるし、内容は作曲者の生没年や国...
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